Case
「モノ」の価値を「体験(コト)」で最大化する〜アキレス株式会社との長期的共創が証明する、プロダクト×スポーツ科学のシナジー〜
プロジェクトの背景:トップアスリート支援から始まった、15年以上にわたる強固な絆
ゴムや樹脂の技術を活かし、身近な日用品から大規模な産業資材まで展開する総合素材メーカー「アキレス株式会社」。同社とウィンゲートの関わりは、代表の遠山が日本代表チームのフィジカルコーチとして活動していた時代に遡ります。
当時、遠山が指導していた選手の中には、実力がありながらも資金や用具の確保に苦労している若きアスリートが多くいました。彼らを救うべく、遠山がアキレス社へ支援を相談したところ同社へ直談判。アキレス社は、遠山の熱意と選手たちのポテンシャルに深く共感し、当時展開していたブランド「SAUCONY」のシューズ提供による支援をいただきました。この「現場のアスリートへの真摯なコミットメント」こそが、単なる取引先を超え、その後の多角的なビジネスを生み出す信頼関係の原点となったのです。
運命的な出会いから、共同開発へ
「TMBCビジネス交流会」で体力測定システムについてプレゼンする機会を得たことが、すべての始まりです。元日刊スポーツの編集者である斎藤柳光氏のご縁から、商業施設運営のDXを牽引するSCマネジメントシステム MallPro を展開する株式会社イーストの長島社長を引き合わせていただきました。商業施設を支える盤石な技術基盤と、地方創生事業まで見据えた広い視野——イースト社の魅力に引き込まれるようにして、両社による共同開発がスタートしました。
現場での実践:大ヒット商品『瞬足』のロイヤリティを高める体験型コンテンツの開発
アスリート支援で培った信頼をベースに、ウィンゲートはアキレス社へ新たなマーケティング手法を提案します。それが、子どもたちに絶大な人気を誇るシューズ『瞬足』を活用した「スポーツ科学に基づく、体験型かけっこ教室」の共同企画でした。

優れた製品(モノ)の魅力をターゲットに深く届けるには、質の高い体験(コト)の提供が不可欠です。そこでウィンゲートは、「スポーツ科学の視点で子どもの足を正確に計測し、ジャストサイズの『瞬足』を試着させた上で、正しい走り方を指導する」というプログラムを開発。アキレス社からは多数のサンプルシューズを提供いただきました。
「自分に合う靴を履き、正しい身体の使い方を知れば、走ることへの自信につながる」という成功体験は、子どもたちだけでなく保護者の心も強く掴み、製品への愛着や信頼感の醸成に寄与しました。このパッケージ化されたコンテンツは、大手フィットネスクラブ「ティップネス株式会社(国領店・木場店・東海地区など)」のイベントとしても次々と採用され、各地の集客・ブランディングに大きく貢献しました。
継続的なリレーション:プロモーションの「場」から、ダイレクトな「販売チャネル」への進化
アキレス社とウィンゲートの共創は、イベントに留まらず、さらなるビジネスモデルの進化へと繋がります。
ウィンゲートが板橋区に自社の運動施設をオープンした際には、アキレス社の高機能リカバリー・ランニングシューズ『MEDIFOAM』を施設の公式レンタルシューズとして導入。健康意識の高いユーザーに対し、「日常のトレーニングの中で、継続的に製品の価値を体感できるタッチポイント」を創出しました。
アスリート支援から始まり、子ども向け教育イベント、そして自社施設でのプロダクト体験へ。スポーツ科学を軸とした長年の共創関係は、長年の共創関係は、イベント協業にとどまらず、製品導入や販売連携へと発展し、継続的な事業パートナーシップへと結実しています。現在では、ウィンゲートの施設から体験者へ、アキレス社の製品をダイレクトに届ける強固な販売チャネルへと進化を遂げています。