Case
高齢者指導の原点にして最大の強み〜株式会社Keep Upのデイサービス研修と「個別最適化」の確立〜
1. プロジェクトの背景:EPSON案件からのご縁と、介護現場の切実な課題
現在、埼玉県鳩山町での画期的なフレイル予防事業をはじめ、高齢者への運動指導はウィンゲートの得意分野の一つとして確固たる地位を築いています。しかし、そのルーツを辿ると、過去に依頼を受けた「介護施設(デイサービス)向けのスタッフ研修」という一つの重要なプロジェクトに行き着きます。依頼主は、介護予防運動に特化したサービスを展開する株式会社Keep Up(キープアップ)様でした。
同社は機能訓練などを提供するデイサービス施設「Polarstar(ポーラースター)」を運営しており、当時の代表である白坂氏は、その現場において大きな悩みを抱えていました。それは、「ポーラースターで働くスタッフのバックグラウンド(持っている知識や資格、キャリア)がそれぞれ異なるため、施設に通う高齢者に対して共通化された適切な運動指導ができていない」という課題です。
白坂氏はこの課題を、知人であった慶應義塾大学SFCの仰木裕嗣准教授(当時)に相談しました。すると、以前エプソン社の「M-Tracer」開発プロジェクトで強固な信頼関係を築いていた仰木先生から「それならウィンゲートが良い」と推薦を受け、私たちにオファーが舞い込んだのです。
2. 現場での実践:経験豊富な専門家による「2Days研修プログラム」の開発
この切実な課題に対し、ウィンゲートは高齢者指導に定評のある社外取締役・近藤トレーナーを中心にプロジェクトチームを編成しました。近藤トレーナーは当時、豊島区の高齢福祉課と連携して南大塚の区民ひろばでスタートした高齢者対象の機能改善スクール「らくらく健康大学」のプログラム監修を務めていました。現場で培った「高齢者のリアルな身体の悩みと解決策」に関する豊富な知見を最大限に活かし、Keep Up社向けの「2Days研修プログラム」を独自に開発。
バックグラウンドの異なるスタッフ全員が、共通の知識と安全基準を持ち、自信を持って高齢者へ適切な運動指導ができるよう、実践的かつ体系的なレクチャーを実施しました。結果として、このスタッフ研修は無事に大成功を収め、現場の指導レベルの底上げに大きく貢献したのです。

3. 測定結果を「個別プログラム」へと落とし込む力
このKeep Up社とのプロジェクトを通じて開発されたプログラムやノウハウは、その後のウィンゲートの高齢者支援事業における重要な「基盤」となりました。豊島区高齢者クラブ連合会での定期体力測定の実施、そして最近では、AI姿勢診断「シセイカルテ」とフィジカルリテラシーを掛け合わせた埼玉県鳩山町での「フレイル予防教室」の大成功へと、その知見は確実に受け継がれ、進化しています。
現在、高齢者の健康管理においては「フレイルチェック」や「ロコモ診断」といった測定項目が広く確立されています。しかし、ウィンゲートの最大の特徴であり強みは、「ただ測って終わる」のではなく、Keep Up社の案件で培ったノウハウのように、「その測定結果をもとに、一人ひとりの身体の状態に合わせてどのような運動サポートが適切なのかを、個別プログラムにまで落とし込めること」にあります。
4. 結果の出る「健康寿命延伸プログラム」を全国の自治体へ
年齢を重ねるにつれ、抱える身体の悩みは人それぞれ大きく異なります。だからこそ、画一的な指導ではなく、経験豊富なトレーナーの知識をふんだんに活かした「個別最適化されたソリューション」が必要不可欠です。「高齢者の運動習慣が定着しない」「フレイル予防の取り組みをしているが、具体的な行動変容や結果が見えにくい」「結果の出る健康寿命延伸プログラムが欲しい」。 そのような課題をお持ちの自治体や企業の皆様は、ぜひ迷わずウィンゲートにお声がけください。豊富な現場経験とスポーツ医・科学の知見を駆使し、皆様の地域に最適な「結果の出るソリューション」をご提供いたします。