Case
UR団地プロジェクト パート2:メディアから現場へ〜延べ2,000人の熱狂、命を守る「減災体力測定」、そして新遊具の誕生〜
UR都市機構のWEBメディア「URくらしのカレッジ」での連載や、本社での研修における登壇を通じ、スポーツ医科学に基づいた「0次予防」への理解は着実に深まっていきました。そして、この取り組みはいよいよ、団地という「実際の現場」におけるプロジェクトへと進化を遂げます。
西日本での大展開:延べ2,000人以上が来場!計9回に及ぶ『スポーツ縁日』の実装
都市機構の西日本支社からは、団地住民および近隣住民を対象とした大規模なスポーツイベントの依頼が寄せられました。ここでウィンゲート社が提案・実施したのが、行動変容プログラム『スポーツ縁日』です。この取り組みは単発のイベントに留まらず、西日本エリアの各団地で継続的かつ大規模に展開されました。
- 2023年度: シャレール東豊中(豊中市/10月・12月・3月)
- 2024年度: アルビス緑丘(池田市/3月)、泉北桃山台(堺市/3月)
- 2025年度: 浜甲子園(西宮市/5月・9月)、森之宮第二団地(大阪市城東区/12月)、アルビス緑丘(池田市/3月)
3年間で合計9回にも及ぶ開催実績の中でも、特にシャレール東豊中において3月に実施されたイベントでは、なんと【延べ2,000人以上】もの来場者を記録。努力して行うトレーニングではなく、縁日のような賑わいの中で「遊びの延長として無意識に健康行動を引き出す」という「0次予防」をリアルな体験へと昇華させました。

なお、これらのイベント運営にあたっては、専門学校などの学生トレーナーたちも来場者のサポートとして参加し、会場を盛り上げました。
震災30年の節目:浜甲子園で高い注目を集めた「減災体力測定」
数あるイベントの中でも特に大きな反響を呼んだのが、浜甲子園で実施された企画です。神戸の震災から30年という重要な節目に合わせ、ウィンゲート社が独自に開発した「減災体力測定」を実施しました。これは単なる体力づくりではなく、「いざという時に自分の命を守り、スムーズに避難するための体力がどれくらいあるか」を可視化する画期的なコンテンツであり、JCOMさんにも取材して頂きました。スポーツ医科学の視点を防災・減災に掛け合わせたこの試みは、参加した住民の方々はもとより、関係者の間でも非常に高い注目を集めました。

新たな次元へ:1年半の歳月をかけたオリジナル新遊具「ハロトレキッズ」が誕生!
ベントを通じたソフト面でのアプローチが実を結ぶ中、プロジェクトはついにハード面(空間そのものの改変)へと踏み出します。ウィンゲート代表・遠山健太のプロデュースにより、UR初のオリジナル新遊具「ハロトレキッズ」がアルビス緑丘に誕生したのです。
この「ハロトレキッズ」は、遊具メーカーである都村製作所とタッグを組み、遠山が1年半もの歳月をかけてデザインからプロトタイプまでを共同で創り上げたこだわりの遊具です。設置にあたっては、『スポーツ縁日』の会場で来場した住民の方々を対象に遊具のカラーリングを決めるアンケートを実施。代表の遠山が見守るなか、住民参加型で創り上げるプロセスを経たこの遊具は、お披露目会とともに大々的にデビューを果たしました。
さらに、UR都市機構公式YouTubeにて『【子どもの運動能力を伸ばす遊具?】アルビス緑丘に新遊具ハロトレキッズ誕生!(操作系・バランス系の動き編)』というPR動画も制作・公開されました。遊びながら自然と運動能力が伸びていくという遊具のコンセプトが広く発信されており、まさに日常の風景にスポーツ医・科学が溶け込んだ瞬間でした。